在宅医療のことを知ると人生にポッと火が灯る
LifeWell えーきちブログ
在宅医療のかしこい使い方

病気で異なる ケアマネジャーの選び方、探し方

コレ、やっとこリスト
  • がん患者で、これから介護保険を利用しようとする人は、在宅医療クリニックや訪問看護ステーションから紹介してもらいましょう。
  • 在宅医療開始とともにケアマネジャーを探す場合は、在宅医療クリニックに紹介してもらうといいですよ。
  • ケアマネジャーの事業所(居宅介護支援事業所)の経営母体も確認しておきましょう。
介護をする家族

ケアマネジャーって、みんな同じように仕事をしてくれるんじゃないんですか?

えーきち

持っている専門資格で、どうしても得意・不得意分野が出てくるようですよ。

介護をする家族

どんなケアマネジャーがいいのかしら?

えーきち

利用するご本人とご家族の話をよく聞いてれる人。そして、何か問題があったら、全力で解決しようとしてくれるケアマネジャーが良いケアマネジャーだと思いますよ。

なぜ、病名で選び方が異なるのか?

ケアマネジャーって、どんな人がやってるの?

介護保険サービスを利用するにはケアプラン(介護サービス計画書)が必要で、ほとんどの場合はケアマネジャーにお願いします。

ほとんどの場合と書いたのは、ケアマネジャーにお願いしなくても、利用者自身や家族で行うことも可能だからです。

ただ、計画書の書き方や各サービス事業者への連絡など、かなり手間と時間がかかる上、今のところケアマネジャーにケアプラン作成してもらっても費用は全額介護保険から出ますから、よほどのこだわりがない限りは、ケアマネジャーを利用したほうがいいと思います

ケアマネジャー(ケアマネージャーと発音されることが多い)の正式名称は、介護支援専門員(かいごしえんせんもんいん)といいます。

国家資格と誤解されがちですが、この資格は都道府県知事が認定・管理している資格です。

しかし、受験資格に医療・介護・福祉系の国家資格を持ち、5年以上の実務経験が求められているため、ケアマネジャーは介護支援専門員であるとともに、医療か介護か福祉の専門職でもあるのです。

ちなみに、えーきちも鍼灸師、あん摩・マッサージ・指圧師として5年の実務経験があり、試験に合格したので介護支援専門員の資格を持っています

そのため、看護師でケアマネジャーという人もいれば、えーきちのように鍼灸マッサージ師でケアマネジャーという人もいますし、理学療法士や介護福祉士、社会福祉士からケアマネジャーという人がいます。

これは、多様な専門知識とバックグランドをもつ人間がケアプラン作成に関わった方が、偏りのない、豊かなプランを作成できるからだ・・・と聞いたことがありますが、ここにちょっとした問題がある・・・とえーきちは思っています。

ホームヘルパーを長く経験した介護畑出身のケアマネジャーなら、利用者の生活を支えるためにどんな介護サービスが必要かよく理解しているので、自立生活を支えるケアプランをつくるのが得意。

理学療法士などのリハビリ畑出身のケアマネジャーは、利用者の身体機能の維持や向上をするためのケアプランを考えるのが得意。

看護師資格のあるケアマネジャーだったら、医療的ケアが必要な利用者の医療ニーズを汲み取ったケアプランを作成するのが得意・・・といった具合です。

ただ、これはあくまで、えーきちが個人的に感じていることです。

不得意分野をなくすために研鑽を続けているケアマネジャーが多くいることも確かですし、不得意分野をカバーするために、利用者に関わる他の医療や介護の専門職に相談をしながらケアプランを立てています。

えーきちの知り合いの中にも、介護畑出身のケアマネジャーでも、医療的ニーズを汲み取って、利用者の状態変化に合わせて臨機応変にケアプランを作成するケアマネジャーがいます。

でも、このブログは13年間でえーきちが感じた在宅医療&介護の知見を、親の介護を始める友達に役立ててもらえるなら・・・という視点でも書いていますので、ここからは思いっきり私見です。

良い事業所つながりの「芋づる式」で見つけよう

ケアマネジャーを見つけたい、探したい場合、一般的には介護を必要とする人が住んでいる地域の『地域包括支援センター』で紹介してもらいましょう、と言われていますし、えーきちもこのブログでそう紹介しています。

しかし、地域包括支援センターに行っても、ケアマネジャーのいる事業所(これを居宅介護支援事業所といいます)の一覧を渡されて、ここから選んでくださいと言われると思います。

地域包括支援センターは企業が運営している事業所(地域によっては行政が運営)ではありますが、公的機関でもあるため、「ここが評判いいですよ!」と伝えることができません。

また、渡される一覧には事業所名と住所と電話番号くらいしか掲載されておらず、何が得意だとか、どんな実績があるかなど一切載っていないので、比較しようもないのです。

そこで私がお勧めするのは、「芋づる方式紹介」です。
よい事業所は経営母体は違っていても、地域のよい事業所とつながっています。

在宅医療を行なってくれる在宅医療クリニックを見つけたら(見つけ方、切り替え方参照)、そこから紹介してもらうのです。

在宅医療クリニックも、考え方や方針が似通っていて、連携しやすいケアマネジャーと仕事がしたいのです。そしてさまざまな経験から、患者さんをきっちりサポートしてくれるケアマネジャーを知っています。

次のページでは、疾患別のケアマネジャー選びのポイントを紹介しますね。

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ABOUT ME
えーきち
永吉裕子(ながよし ゆうこ) 【介護支援専門員(ケアマネジャー)、鍼灸師、あんま・マッサージ指圧師資格取得】 在宅医療を主体とする医療機関に13年間勤務。 その間、たくさんの在宅患者さんやご家族と出会い、全国の素晴らしい在宅医療関係者と出会いました。 在宅医療で可能になる「生き方、逝き方」をすべての日本人に知ってもらいたい。 「最後の日まで、自分らしく生きる」ために、在宅医療と上手に付き合ってもらいたいと考えています。