初学者のための在宅医療制度の本ができました!
2020年9月上旬に南山堂から『たんぽぽ先生から学ぶ在宅医療診療報酬ビギナーズ』が刊行されます。
この書籍制作に、えーきちも関わらせていただきました。
この本の何がスゴイのかというと、ココ
在宅医療テストで2年連続30点台だった えーきちの要望をすべて突っ込んだ本!
いやいやいやいや、30点しか取れない人の本なんて役に立つわけないでしょって?
それ、誤解です。
30点しか取れなかったのは、私の頭が悪いから、制度自体に難しいところや誤解しやすいところ、初めて診療報酬を学ぶ人が引っかかりやすいところがあるからなんです!
初めて診療報酬を学ぶ人が、理解しづらい難解なところや誤解しやすいところを たんぽぽ先生こと永井康徳先生と、在宅医療業界のカリスマ医療事務 江篭平 紀子氏のお力添えをいただき、丁寧に丁寧に解説したのが、この『たんぽぽ先生から学ぶ在宅医療診療報酬ビギナーズ』なんです。
蛇足ながら、その後、私も診療報酬の仕組みというものが少しずつ理解できるようになり、毎回80点前後は取れるようになりました。
「それでも、80点前後〜?」って声が聞こえてきましたが、この全国在宅医療テストって結構難しくて、80点も取れば全国順位20番台なんですよ!(自慢)
この「全国在宅医療テスト」は、私が2019年春まで在籍した 医療法人ゆうの森が主催しているテストです。
職員だったので、毎年受けねばなりませんでした・・・
でも、このテストを13年間受け続けたおかげで、在宅医療の制度に関する知識が付き、ケアマネジャー(介護支援専門員)の試験にも一発合格できて、さらにはこのLife well えーきちブログも書けています。
詳細は医療法人ゆうの森のホームページを見てくださいね。
↓↓↓↓
この本は、全国在宅医療テストビギナー版の公式テキストでもあるのですよ〜!
この本のここがスゴイ!(自画自賛)
では、そろそろ、この「たんぽぽ先生から学ぶ 在宅医療診療報酬ビギナーズ」のどこがスゴイのか、紹介していきましょー!
スゴイ1 学ぶ分野が『厳選』にして、かつ『精鋭』!
まず、章立てをご覧ください。
第1章 在宅医療の制度~学ぶメリットと制度の概要~
第2章 患者が利用可能な在宅サービスがわかる「5つの呪文」
第3章 訪問診療と往診の違いをマスターしよう
第4章 在宅時医学総合管理料と施設入居時等医学総合管理料
〜在宅患者を守るために医療機関が算定する管理料〜
第5章 訪問看護をフル活用するためにこれだけは知っておきたい!
第6章 高難度!? 訪問リハビリテーションを攻略しよう!
第7章 多職種で行う退院支援とカンファレンスの基礎知識
「訪問診療と往診」「在宅時医学総合管理料と施設入居時総合管理料」「訪問看護」「訪問リハビリテーション」「退院支援とカンファレンス」を各章で学ぶのですが、在宅医療関係者の方はわかると思いますが、この5分野の制度の知識があれば、在宅医療業界を渡っていけると思いません?
ウソです。さすがに制度の知識だけで渡っていけるほど、甘い世界ではありませんが、それでも在宅医療で欠かせない多職種連携やクリニック経営に必須の診療報酬については学べます。
この本を読んで、在宅医療の診療報酬制度の概要がつかめたら、他の本(日経BP社のたんぽぽ先生の在宅報酬算定マニュアル第6版)でさらに知識を深めていくのがいいと思いますよ〜
スゴイ2 誌面が大きくて、その上フルカラー
『たんぽぽ先生から学ぶ在宅医療診療報酬ビギナーズ』は、サイズがAB判(210×257)と大きめ。
A4サイズと高さは同じだけど、横に3センチほど長いので、ちょっとだけ横長感があるワイドな誌面です。
その上、全ページフルカラー!!
イラストもカラーでわかりやすく、表や重要ポイントも色分けしてわかりやすいデザインになっています。
ページ数は・・・今のところ未確定です・・・しばしお待ちを 80ページ程度になるそうです。
うん、この厚さ?薄さ?なら、手にとって勉強しようって思える感じ?
スゴイ3 初めて学ぶ人向けに、図やイラストを使って丁寧に解説
誌面が大きくて、オールカラーという特長を生かして、イラストや図をふんだんに取り入れて、ややこしい制度のことをわかりやすく解説しています。
私が一番気にいっているのは、小見出し全部にいろいろな表情の永井先生のイラストがついているところ!
難しい制度のことも、このイラストを見ると楽しい気分で勉強できるかも!?(楽しくなれなかったら、ゴメンナサイ)
出版社から、「誌面を見せてもいいよ〜」という許可が出たら、紹介いたしますのでお楽しみに!
そしてついに、出版社から許可がでました〜〜!
誌面を少し紹介しますね。


スゴイ4 難解なところは、分解&比較しながら解説
「往診と訪問診療」「医療保険の訪問看護と介護保険の訪問看護」「訪問看護ステーションからの訪問リハビリと医療機関からの訪問リハビリ」などなど、在宅医療の制度の中には、よく似ているのに「できること」と「できないこと」が違う・・・というものが多くあります。
私も勉強しているうちに、「どっちがどっちのルールだったけ?」とよく混乱していました(いや、しています・・・の現在進行中)。
それらを分解、比較しながら解説しています。
えーきち的に「ここはいいぞ!」と思っているのが、第7章の「多職種で行う退院支援とカンファレンスの基礎知識」。
在宅患者さんが「入院してから退院するまで」の退院支援をフェーズに分け、各フェーズでそれぞれの専門職種がどんな役割を発揮できて、それに対してどのような診療報酬があるのか・・・を解説している章です。
患者さんの入院・退院時の多職種の動きを知ると、多職種連携もスムーズに行えるようになると思います。


スゴイ5 学んだ知識が現場で即使えるよう、マネジメントのポイントが随所にある
在宅医療の制度についての勉強を「医療事務になるわけでもないから、制度や診療報酬の勉強は必要ないし」と誤解をしている人が多くいるように思います。
私も最初、誤解していました(テスト勉強がイヤになったときは、「医療事務になるわけでもないのに・・・」を逃げ口上にしていました)。
在宅医療の制度の知識は、何より患者さんの役に立ちます!
そのことを実感していただくために、各章のあちこちに「患者マネジメントのポイント」を配置しています。
この「患者マネジメントのポイント」では、制度の知識を臨床でどう役立てられるのか?という具体的な方法を紹介しているので、勉強する意味や意義を理解していただけると思っています。
スゴイ6 各章末のテストで理解度を確認し、テスト対策もできる
この『たんぽぽ先生から学ぶ在宅医療診療報酬ビギナーズ』は、医療法人ゆうの森が実施している「全国在宅医療テスト ビギナー版」の公式テキストです。
各章末にテストがついていますから、ご自身の理解度を測ったり、テスト対策にもなります。
毎年、全国在宅医療テストを受験しているけど、いまいち点数が振るわない方、もう一度基本から勉強してみたい方、そして、以前の私のように全国在宅医療テスト(通常版)30点台から脱出したい方にもオススメですよ〜。
永井先生のコラムも満載、読み物としても
さらにさらに!この本のおすすめは、永井先生のコラム欄が豊富にあること!
ここだけの内輪話ですが・・・永井先生は「ページに余白があると、本を買った人に損をさせた気分になるから」と、余白があれば読者に役立つ情報を何か1つでも入れようと考える性分なのです。
また、読者の方が読みやすいようにと「見出しはページのトップに配置する主義」で、どうしても余白が発生しやすい誌面になってしまいます・・・そして、そこにコラムやちょっとしたお役立ち情報を入れるので、気がつけばコラム満載の制度本に・・・
そのため、制度も学べて、コラムも読める2度おいしい本になりました。
これらのコラムは気分転換にもなるでしょうし、勉強に行き詰まった時に読むと、モチベーションがアップすること請け合いですよ〜
予約販売はすでに始まっています!興味のある方は、下の書籍の写真をクリックしてくださいね。

